ヤマサしょうゆ博士【ヤマサ醤油株式会社】

	3つめの原料である食塩を水で溶かして、こうじとまぜ合わせ、仕込み蔵の大きなタンクに入れる。そのまぜ合わせたものを、もろみという。食塩はこのとき、食塩水の形で加えられるのだが、単に塩味のもととなるばかりではないんだ。しょうゆをつくる過程で、この食塩が、もろみを雑菌から守り、しょうゆづくりに欠かせない乳酸菌や酵母などのゆるやかな活動を助けるんだ。
	タンクって、どのくらい大きいの？

	タンクの大きさにはいろいろあるけど、ここにあるのは1つのンクで直径2.7m、深さ3mほどで、容量は20k、1パックの容器で何と2万本分もあるんだよ。
	想像もつかない大きさなのね。
	もろみって、そもそもどういう意味なの？

	もろみは、漢字で書くと「諸味」。つまり、さまざまな味が溶け合っているものという意味なんだよ。